両神山
りょうがみやま
1724m
埼玉県
八丁尾根から望む両神山
登山日 2006年5月6日(晴れ) しんぷる、tomo
行 程 八丁峠コース登山口(7:15)…八丁峠(7:45-8:00)…行蔵峠(8:40)…西岳(8:50)…風穴(9:03)…東岳(9:35-9:45)…両神山頂上(10:10-11:30)…東岳(12:00-12:15)…西岳(12:55)…行蔵峠(13:02)…八丁峠(13:33-13:54)…登山口(14:28)

登山口直ぐの鎖場
 志賀坂トンネルを抜けて直ぐに右折、八丁峠登山口を目指す。この林道は新緑もさることながら、林道脇に植林されたモミジの紅葉が本当に見事である。
 登山口駐車場に着くと数台の車があるのみで、アカヤシオの時期としては閑散とした印象を受けた。いくつかある登山口では人気のない登山口かもしれない。一番人気は日向大谷からの往復のようだ。また落合橋から八丁峠経由で山頂へ、そして直に落合橋へ下山するコースも良く歩かれているらしい。やはり八丁尾根を往復するのは大変と言うことなのだろう。家から一番近い登山口という理由で選択してしまった。

八丁峠
 登山口標柱脇を通って歩き出す。岩壁に咲くアカヤシオが見事だ。急な斜面をジグザグと登れば早速鎖だ。前を行く2組に道を譲ってもらい先に鎖に取り付く。たいした鎖場ではないがペースを乱されるのには十分だ。数箇所の鎖場を過ぎるとごくありふれた登山道といった感じになり、ハシリドコロやネコノメソウが咲く山腹を行く。「大岩を経て坂本」の道を分けジグザグと高度を稼ぐと道標の立つ八丁峠に出た。右の尾根を行けば赤岩尾根を経て赤岩岳。熟達者にのみ許される道だ。峠の反対側では上落合橋からの道を合わせている。近くにベンチとテーブルの置かれた展望台があったので一息入れることにした。

赤岩尾根を望む

アカヤシオと八ヶ岳遠景

行蔵峠
「上落合橋1.4km」、「西岳0.8km、東岳1.6km、両神山頂2.6km」の道標と八丁峠コースの注意書きの案内板の前を通り西岳へと向かう。案内板には初心者向きではないと書かれていただけので大丈夫だろう。峠を過ぎると登山口付近にしかなかったアカヤシオが咲いている。まだ咲き始めたばかりだ。アセビやコメツガなども多い。鎖も現れるようになってきた。最初の岩場のピークに立つと一気に展望が開けた。西側には立木越に赤岩尾根が全容をあらわしている。その南側には残雪の八ヶ岳がなんとか姿を見せている。そして南方には両神山へ続く幾つものピークを連ねた尾根がはっきりと見て取れた。一体どのピークが本峰なのだろうか。

西岳の岩場
 一旦下り、長い鎖場を上りあげると行蔵峠だ。どう考えてもここは峠の名に相応しくない場所である。行蔵岳と命名した方が適切であろう。西岳まで100mだ。とにかく西岳との鞍部に下りる。鞍部では西岳から下ってきた大学生5人にすれ違ったが、後ろの2人はバテている感じがした。再び鎖の岩場を上りあげると西岳の標柱が立っていた。前方を見やれば東岳の険しい岩峰が行く手を遮っているように見えてくる。相変わらず一つの峰を上っては下るという繰り返しで時間ばかりが掛かりちっとも道のりは縮まらない。しかし情報によれば東岳から先は意外なほど簡単らしい。帰路を考えるとウンザリしながら鞍部に下りていく。鞍部には「風穴」があり涼風が隙間を吹き上げてきていた。そしてわずがで新しい幣束が下げられている赤屋根の祠があった。そこからは下に向かって踏跡があり祠への直道と思われた。

東岳頂上
 東岳への急峻な上りは断続的に続く鎖場の連続である。しかしながら意外と簡単に頂上へ着くことが出来た。この東岳にも八丁峠と同じベンチが置かれていた。ベンチ脇の岩に腰を下ろし大展望を楽しみながら一息ついた。再び下ってちょっとした鎖場を過ぎると、ついに急峻なアップダウンから解放され樹林の中を歩くようになった。足も快調でアップダウンはあるものの今までで一番快適な道となった。目の前に岩峰が近づくと左に巻くように道は下り、2箇所の短い鎖場を過ぎると両神山の山頂だった。右のピークには御嶽山の石碑が置かれていた。反対のピークには人影が見える。どうやらあちらが山頂のようだ。

両神山山頂
 岩の頂上脇に三角点が置かれていた。石祠も置かれ岩の一角には展望表示盤もあった。北アルプスは姿形もなかったが、雲取山から金峰山までの山並みは見て取れた。浅間山がほとんど霞んで見えない中、真っ白な富士山がニョキっと頭を出していた。岩の南側に腰を下ろして昼食とした。
 日向大谷方面から次々とハイカーが登ってきた。そして狭い山頂はあっという間に一杯になってしまった。帰りは落合橋に下りようと考えたが、八丁尾根を戻ることにした。ウンザリするアップダウンを繰り返して八丁峠まで戻るとホッとした。ベンチに腰を下ろし一息ついてから快適な道を登山口まで戻った。
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