茂来山
もらいさん
1718m
長野県
平川原付近から望む茂来山
登山日 2006年5月4日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 ゲート前駐車場(8:53)…茂来山登山口(9:13)…コブ太郎(9:38)…稜線・槙沢コース分岐(10:19)…茂来山頂上(10:29-11:30)…コブ太郎(12:09-12:15)…登山口(12:35)…駐車場(12:51)

茂来山登山口
 内山峠越えで佐久町に入る。国道299を十国峠に向かって進んで平川原に入ると、滝平橋の右手前に茂来山・コブ太郎への標識があり右折して林道に入っていく。道幅は狭いが対向車に注意して進むとゲートがある。その手前が駐車余地になっていて、大きな茂来山コブ太郎・登山案内板が設置されている。既に4台の車が止められていた。早速支度をしてゲートをすり抜ける。
 沢を回り込むように進むと登山道の標識があり、ここにも十分な駐車余地がある。ここまで入り込めれば30分以上時間の短縮が図れるのだがなあ…。檜の植林帯を行く登山道は広く傾斜も緩やかだ。直ぐに小沢を渡るとカラマツの多い林となる。

明るい沢筋を行く
 小さな沢の右岸を行けば、ハシリドコロやヤマエンゴサク・ニリンソウなどが少々、まだこれからといったところだ。しばらくして沢を渡ると本格的な登山道といった感じになる。まだ芽吹きの始まらない林を行けば、右下にコブ太郎。帰りに寄ることにして先を急ぐ。ところがここからは徐々に道幅が狭くなり傾斜も増してくる。数分でコブ太郎にもまさるトチノキが現れた。

広葉樹林帯の急登
 道はさらに傾斜を増し踏み跡を辿るようになってきた。窪地を直登に近い形で登っていく。当然ジグザグと道は続くが最も遠い稜線に向かって続いているような印象だ。山頂から南八ヶ岳を望むこの急登は新緑も花もない時期には辛い登りだ。ハーハーゼイゼイ休みながら登ればなんとか稜線に出た。やれやれ。

稜線・槙沢コース分岐
 緩斜面で山頂かと思ったが生憎の急登。それもわずかで待望の茂来山頂上に着いた。途中1組を追い越し、3組とすれ違ったので山頂は静かに我々を迎えてくれた。なんと言っても八ヶ岳が近い。硫黄岳から編笠までのパノラマが広がっている。その南方には南アルプスがくっきり。北八ヶ岳の右手には北アルプスの大パノラマが広がっている。北には浅間山とその周辺の山が広がり、東方面に目をやれば見慣れた西上州の山々だ。佐久の茂来山からは新鮮な眺望を楽しむことが出来た。

茂来山頂上の石祠
 やや霞んでいるのは残念だがこの時期としては仕方あるまい。今度は澄んだ大気の中で大展望を味わいたいと思った。時間的には早かったが山頂での昼食にした。のんびりと時間を過ごし、記念写真でも撮って下山しようとしたときに40人程のツアー客が四方原山方面から押し寄せてきた。こうなると決して広くはない山頂はあっという間に占拠されてしまった。その間隙を縫って写真を撮り(撮ってもらい)下山に入る。山頂を下り稜線に入ると追い越した家族連れが登ってきた。さらに2組とすれ違いコブ太郎に到着。傍のベンチに腰を下ろし小休止。あとはゆったりとした登山道をのんびりと駐車場まで戻った。
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