石尊山・深高山
せきそんさん・しんこうさん
486m・508m
栃木県
叶花から望む石尊山
登山日 2006年3月15日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 石尊神社(10:55)…女人禁制塔(11:10)…ベンチの休憩所(11:20)…山姥の腰かけ(11:42)…石尊宮(11:46-11:57)…おべんとう広場(11:58)…石尊山頂上(12:05)…湯殿山分岐(12:15)…深高山(12:35-13:22)…石尊山(13:50)…石尊宮(14:00-14:05)…登山口(14:45)

石尊神社登山口

女人禁制の塔

ベンチのある休憩所
 縦走コースは一般道を歩く時間が長すぎるので、石尊山登山口から深高山までの往復とした。叶花不動尊手前の駐車場余地に止める。石尊山自然環境保全地域案内板の近くには丁目石が置かれ、すでに四丁目と刻まれていた。近くには水道とトイレが設置されている。
 先ずは緩やかな杉林を行く。不動尊の前を横切り、何となく厳かな感じのする石尊山参道を行く。徐々に傾斜を増しジグザグと上っていくと女人禁制の石塔の立つ十三丁目に着く。
 石塔から少し上ると杉林が終わり雑木林となる。足下には茶色の落葉が道を覆っている。人工丸太の階段を上っていけばベンチが置かれた休憩所だ。腰を下ろして一休み。ここからは露岩の尾根道となる。思っていたほど簡単な歩きではないなぁ…。妻の膝が心配になるが距離は短いので様子を見ながら先に進もう。
 ツツジが多い道だ。岩に松でなかなか良い感じ。高度を上げるたびに少しずつ開けてくる展望を慰めに歩いていくと、展望に優れる岩場に着いた。ここは二十六丁目で、小俣第二小児童会で立てた看板には「山姥の腰かけ 足もとにちゅうい」と書かれていた。西方の眺めは抜群だ。桐生の街並み、そして山々の向こうに赤城山がくっきり。浅間山さらには上信の山々が白い。

山姥の腰かけ

石尊宮

おべんとう広場
 展望を十分に楽しんだ後で先行した妻を追いかけた。すぐに石尊宮。天狗と烏天狗の面が飾られ、戸を開けてみると記帳用のノートが置かれていた。宮脇のベンチに腰をかけ、眼下の採石場見下ろしながら軽く腹ごしらえだ。回り込むように上ると見晴らし広場(おべんとう広場)だ。ここが頂上かと思ったら違うらしい。でも高度は十分に稼いで、ここからは快適な稜線歩きに違いない。

快適な稜線を行く
 深高山2.5kmの道標に従って広場を過ぎ少し下ると、今までの傾斜のある露岩帯の歩きとは様相を変え、柔らかで平坦な笹の道となる。歩くことわずかで石尊山頂上に着いた。際立ったピークではなく、二等三角点と山名標識がなければ単なる登山道の一部だ。先の見晴らし広場が山頂としては相応しい気がしたがどうだろうか。小枝の隙間から仙人ヶ岳など北側方面が眺められる。

石尊山頂上
 さらに進むと湯殿山への分岐に着いた。湯殿山への登山道は崩壊のためか通行禁止となっていた。起伏は少ないが、それでも小さなピークを踏み越えて行く。鳴神山、袈裟丸山、皇海山などを眺めながら歩く。深高山に近くなると男体山も姿を現した。

明るく広い稜線
 広く明るい稜線を快適に歩いて行くとついに石祠のある深高山頂上に着いた。日陰のない山頂は暖かい。ベンチに腰を下ろし南側の展望を楽しみながら昼食とした。1月から2月にかけて歩いてみたい山だと思った。
深高山頂上
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