大平山・荷鞍山
おおひらやま・にくらやま
621m・630m
みなかみ町市
大平山と荷鞍山(右)
登山日 2006年3月5日(晴れ) しんぷる
行 程 農道入口(11:00)…鞍部(11:20)…荷鞍山頂上(11:35-11:40)…鞍部(11:52)…小ピーク(12:00)…大平山(12:12-12:14)…小ピーク(12:22-13:00)…農道入口(13:18)

登山口となる農道
 大平山はみなかみ町南端(旧月夜野町)にあり、沼田市上川田町との境近くにある低山である。横田氏の著書には月夜野大橋を渡り終えて左側の車道に入るとある。下からの道を合わせて上るとカーブミラーが立つ広場があり、ここに駐車して反対側の舗装された農道に入っていく。
 北には銀嶺の谷川連峰が東西に広がっている。そして三峰山が大きい。やがて農道は舗装が切れ、右手にはフェンス越しに墓石が見える。農道から山道に変わろうとする時に「荷鞍山・大平山→」の小さなプレートが立木に付けられていた。道は落ち葉に敷きつめられていてサクサクと歩きやすい。
作業道のような道

道標
 雪が日陰に少し残る程度で、もう冬の山ではない。杉の林を抜けると雑木林となる。2つの小さな沢をまたいで進むと尾根に取り付くようになる。所々新しい青のビニール紐が立木に付けられている。道は踏み跡がしっかりとしていてよく歩かれているようだ。尾根を上り始めてわずかで日当たりの良い鞍部に出た。反対側には道路と竹改戸の集落が見える。そして踏跡も続いていて、滝合からより近いのではないかと思われる。立木には2つの小さなプレートが付けられ「←大平山」「荷鞍山→」とある。先ずは稜線に沿って荷鞍山を目指す。

荷鞍山を目指す
 南西面が伐採された道だ。暖かく汗がにじむ。ぼんやりとした子持山を眺めながら歩けば、眼前に急登が迫ってくる。ピークは伐採され景色が良さそうだ。ステップが切ってある急斜面は北側にロープが付けられているが、何カ所もちぎれている。一気に上りあげたが先にもピークが見える。ビニール紐はさらに続いている。ここはどうやら手前の620mだ。急斜面の下りには落葉の下に氷が見える。ロープの助けを借りて慎重に下りた。みれば脇に鎖も付いている。小さな鞍部からは露岩の急登を巻く道が左手に付けられている。ぐるりと回り込み石祠が祀られた山頂に着いた。
 山頂には「薬師岳638.2m(浄瑠璃遙拝所)」と書かれた山名板と「荷鞍山(通称)」プレートがあった。立木の間から谷川連峰を望む。来た道を戻り620m峰からの下りに白いロープを掴んでみた。すると簡単にちぎれてしまった。頼るには危険だ。

小ピークから谷川連峰を望む

大平山頂上
 鞍部から大平山を目指す。10分足らずで立木が伐採され展望に優れる小ピークがある。ここから眺める三国の山々や谷川連峰が素晴らしい。三峰山の右隣には前武尊山・剣ヶ峰・家ノ串までが望める。眼下には月夜野の街並みが見下ろせる。ここで大休止することにして展望が期待できない大平山へ急ぐ。巻き道がある大平山西峰には石祠が置かれている。ここからは赤城山方面の眺めがよい。西峰から日当たりの良い平坦な稜線を行くと2等三角点と山名板がある大平山頂上に着いた。予想通り展望は優れない。長居をすることなく展望峰に戻った。
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