松岩山
まついわさん
1512m
中之条町
松岩から望む松岩山
登山日 2006年2月25日(晴れ) しんぷる
行 程 林道登山口(11:12)…造成地(11:38)…林道出合(12:09)…迷…松岩(13:26-13:30)…松岩山頂上(14:19-14:33)…迷…松岩(15:22)…林道出合(15:51)…造成地(16:14)…登山口(16:30)

造成地入口の登山口
 六合(村)ふるさと活性化センター前に松岩山への道標があった。「松岩山登山口 直進600M左折」と書かれている。道標に従って車を進めると造成地につながる林道への入口に着いた。ここにも「松岩山登山口 標高1512m 距離4.3Km」の道標があり、その傍には「至 暮坂4.5K→」とある。しかし造成地へと続く林道は積雪が深くとても車では入れない状況だ。車止めは簡単な鎖があるのみで今は外してある。残念だが適当な駐車余地を見つけて林道を歩くことにした。
林道中央にはワカンの跡が微かに残されている。その跡を辿って上っていく。雪の下は舗装されているようだ。雪はまあまあ締まっていて踏みぬくことも少ないが、歩きづらいことに変わりはない。

造成地から作業道へ
 何度かカーブを繰り返し、世立からの歩道を合わせながら進むと広い原に着いた。どうやらここが造成地らしい。振り返れば銀嶺の白根山が美しい。造成地脇の道を中ほどまで進むと道標がある。今回は倒れていたので立てかけておいた。
 左手の立派な作業道へと入っていく。やはり雪の下は舗装になっているようだ。積雪は20〜30cm程だろうか、所々壷足をしながら緩やかな上りの道を行く。途中、所々国土調査の赤いテープが立木につけられていた。そして林道日ヶ間・松岩線に出た。

林道から尾根に入る
 ここにテープと道標があり右手の尾根筋に入っていく。緩やかな上りである。比較的新しい赤テープが目に付く。積雪もあるが踏み抜く事は少なく先に進む気にはなる。立木には古い赤ペンキが残されていて安心感はある。1310mを過ぎて一旦鞍部に下りるが、ここでペンキを失ってしまった。踏み跡はあっても雪の下だし、しばらくウロウロと赤ペンキを探し回る羽目になってしまった。諦めかけた頃、右手方面に赤ペンキを見つけ出すことが出来た。それは前方の尾根に向かってほぼ直線的に付けられており、赤テープも再び現れた。やがて急斜面の直登となり同時に壷足を強いられることにもなった。休み休み上っていくと痩せた稜線に出た。左手に付けられている赤テープを辿って立木につかまりながら上っていくと、小さな岩が敷き詰められた岩峰に出た。

松岩頂上と白根山
 展望は抜群で三角錐を天に向けた四阿山から白根山・横手山、八間山、白砂山などが白く大きい。更には谷川連峰まで続いている。南には浅間隠、管峰、高間山、さらには浅間山などが大きいが霞んでいてはっきりとは見て取れなかった。かつてはこの1390ピークである松岩を松岩山と呼んだそうだ。松は枯れている。立ち去るには惜しい場所だが先に進もう。
松岩から八間山・白砂山を望む

時折現れた雪庇
いよいよ松岩山に向けて歩き出す。ペンキは一切ないが、テープが所々にあり明瞭な道が稜線についている。そして所々雪庇があって道をふさいでいる。右からの尾根を合わせ進むと、松岩山への最後の上りになった。その急斜面は日当たりが良いためか雪が無く茶色の落葉が敷き詰められていた。わずかな距離を喘いで上ると50cmほどの積雪がある広い山頂に着いた。
伐採され展望の良い山頂
 展望は優れないとのことだったが、途中で見かけた国土調査のテープがあり、山頂の立木は多くが伐採され南側の展望は特に優れていた。中ほどから切られた白樺の木に見なれた山頂標識が付けられていた。そして途中に付けられていた新しい赤テープと同じものが巻かれ、そこには「H18. 2月12日」と書かれていた。ほぼ2週間前のものである。このテープのおかげでここまで来れたと思った。
 帰路は少し八石沢へと降りる尾根に入り込んでしまった。途中で気づき往路に戻った。雪が緩んできて壷足の連続で登山口まで戻った。訪れるには少し早かった気がした。

山頂標識
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