水沢山
みずさわやま
1194m
渋川市
榛東村から望む水沢山
登山日 2006年1月7日(晴れ) しんぷる
行 程 上の駐車場(10:10)…お休み石(10:35)…東肩石仏群(11:03)…水沢山山頂(11:15-11:35)…お休み石(12:02)…駐車場(12:20)

稜線
 水沢寺は正月の参拝客で賑わっていた。雪は全くないと言っても良いだろう。上の駐車場から未舗装の車道を歩いていく。寺からの道を合わせると道は杉林の中に続いている。好きな風景のひとつだ。その林を抜けると右手に登山道入口があり、道標には山頂まで1.7Kmとある。小さな橋を渡ると明るい落葉の雑木林だ。登山道は乾いていて用意してきたスパッツは必要なさそうだ。
この水沢山は急登が続く。アキレス腱を伸ばした状態で一歩一歩高度を稼いでいく。寺の方からは参拝客のつく鐘の音が時折聞こえる。今年になって初めての山歩きとなる。穏やかで気持ちの良い日だ。

東肩石仏群
 水沢寺で設置した「登山者心得」が現れると緩登となる。呼吸を整えるには丁度いいが、それもわずかだ。「お休み石」を過ぎると周囲には積雪が見られ、登山道も徐々に凍結して堅くなってきた。アイゼンを付けるほどではないが十分な注意が必要だ。先行したハイカーとすれ違いながら登ればやがて稜線だ。気持ちの良い小径を歩いていくと十二様と呼ばれる石仏群が現れ、一気に展望が広がる。ここが東の肩にあたる。東側には赤城山が雪化粧をして鎮座している。小さなアップダウンを繰り返しながら稜線を行けば静かな山頂に着いた。

水沢山山頂
 やはりここ水沢山からの展望は一級品だ。残念なことに今日は草津から谷川にかけては雪雲の中で、眼下に見える市街地も霞んでいる。しかしながら子持山とその背後には武尊山が機嫌良く壮麗な山容を見せてくれている。雪で化粧した峰々は明確なコントラストでその姿を浮かび上がらせている。
 普段は賑わう山頂だが、今日は静かなものだ。のんびりと岩に腰を下ろし展望を楽しんだ。山頂の温度計は0°を示していたが、無風のため寒さは感じなかった。下りでは登山道が固かったせいか膝に痛みを覚えた。その間何度も登ってくるハイカーにすれ違った。山頂での長居はないようだが訪れるハイカーは多い。
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