白髪岩
しらがいわ
1512m
下仁田町
御荷鉾スーパー林道から望む白髪岩
登山日 2005年12月20日(晴れ) しんぷる
行 程 登山口(10:45)…1499峰(11:10)…白髪岩(11:25-11:45)…1499峰(11:55)…登山口(12:10)

下仁田町と藤岡市の境界(登山口)
 白髪岩は下仁田町の最高峰だという。登山口は御荷鉾スーパー林道上の藤岡市と下仁田町の境界にある。この林道は12月中旬から春先まで冬季通行止めになるようで、既に藤岡市により通行止めのゲートが置かれていた。駐車余地は下仁田側にあり数台が駐車できる。
 駐車余地からそのまま奥に入り、急斜面をわずかに登ると尾根筋の道となる。先週末に降った数p程の雪が笹の下に積もっている。スパッツを着けるほどではないが、うるさく靴に張り付いてくる。雑木林の中の明るい道だ。原三角測点が発見されてから多くのハイカーが訪れるためか、はっきりとした踏み跡がありテープなども頻繁に付けられている。

笹道を行く

稲含山との分岐
 膝程まである笹がわずらわしいが、無造作にかき分けながら、なだらかな尾根筋を行く。最初のピークに着くと右方向へ道が続く。鞍部らしきところに着くと尾根から外れ、赤テープを頼りに左側の斜面を下るようになる。再び稜線に戻れば直に1499峰。落葉したカラマツの多い雑木林だ。ここには「日本土地家屋調査士会連合会群馬会」の消えかかった道標が立木に付けられていた。立木の隙間からは周囲の山々が見えているが、残念ながら展望を楽しめるものではない。再び下ると道が二股に分かれている。やはり道標が立木にあり、左方面は羽毛山・稲含山、右方面は白髪岩とある。右の笹原を行くと白髪岩の基部に出た。

白髪岩山頂と原三角測点

西側の岩場より荒船山方面を望む
 基部の南側を巻くように行くと取っつきやすい場所がある。立木に掴まりながら登りあげるとちょっとした鞍部になっている。右へ進む。東西に細長い山頂の一角に原三角測点があった。脇の立木には「白髪」と書かれた山頂標識が付けられていた。灌木が邪魔で展望には優れないので西側の岩峰のほうに行ってみることにした。するとどうだ、奥秩父の山々はもちろんのこと、西上州の山々も一望だ。八ヶ岳連峰が近くに見え、やや雲がたれ込めはっきりとは見えないが、北アルプスや南アルプスがしっかりと見えるではないか。残念だったのは群馬北部の白根連峰から谷川岳方面が雪雲に覆われていたことである。思わぬ大展望に大満足である。さすがに下仁田町の最高峰である。帰路は来た道を忠実に戻った。
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