味城山
みじょうやま
757m
みなかみ町
矢瀬親水公園上から望む味城山
登山日 2005年11月28日(曇り) しんぷる
行 程 伐採地(10:00)…山頂(10:40-10:58)…545鞍部11:15)…車道(11:30)

545鞍部と玉原線NO38鉄塔
 味城山へは南方から通じる林道「須磨野線」を利用して登ったと重鎮氏の記録がある。藪山は好んで登りたいとは思わないが、地元の低山でもあるし出来る限り登っておきたいと思うようになった。そのためには地形図を読む力や、ルート選択能力、装備などが重要になってくる。登山道を気楽に辿っていけばいいという訳にはいかない。当然ながら、私にはその力量はないし装備もない。以前、高間山に登った際に、登山口から勘違いをしていてひどい目にあったことがある。そのときには偶然にも山頂を踏むことが出来たが、こんな事が続くわけがない。先ずは入門で上毛高原駅の裏山である味城山に登ってみることにした。

尾根
 特に危険なところもないようで、仮に迷っても何とか里には出られそうだ。寿命院からの道をどこかで間違えたのか、萱の藪に阻まれあっさり断念してしまった。無理は禁物(笑)。
 近くの嶽林寺に車を移し、ほたるの里遊歩道を歩いてみた。農業用ため池を二つ過ぎ、結婚の森への分岐を右に分けて進むと車道に出た。周回する遊歩道を寺に戻るように進むと、右手に作業道が付いていた。そこを入っていくと尾根端の伐採地にでた。作業道が上部に向かって続いている。道なりに上を目指すことにした。

山頂
 しかし悲しいかな作業道は途中で途絶え、先人の歩いたことのない雑木の林が続いているだけである。しかし足場は悪くなく、急登ではあるが何とか登れそうだ。ほとんど直登で、雑木林から杉林そして雑木林へと小刻みに変化していく。立木に掴まりながら急登を行けば尾根に出た。その尾根は踏み跡がありテープが付いている。右に進路を取り上部を目指すと直ぐに岩場にが現れた。岩場を巻かずにそのまま行くと10分ほどで東西に長い雑木林の山頂に出た。北に吾妻耶山や冠雪している谷川岳や朝日岳方面が望める。
 山頂には上組史跡保存会が建立した「見城の柵跡」の看板があり、その近くの立木に小さな山頂標識が打ち込まれていた。それに空缶やペットボトルが捨てられているのが目立った。こういうものを捨てておくのも必要なのだという。
山頂より谷川を望む

鞍部巡視路分岐
 しばらく山頂付近を散策した後で下山だ。登ってきた尾根を下る。途中から細い立木の表面が鋭利な刃物でそぎ落とされているのに気づいた。マーキングであろう。それも極最近のもののようだ。そしてそれは私がこの尾根に乗り上げた地点から尾根を外している。おそらく私のルートと近いルートを取ってきたと思われる。尾根を忠実に下りる。すると右手からの踏み跡と道を合わせた。道から尾根への取っ付きには青のテープが小枝に付けられている。道を下ると玉原線38号と39号との分岐に出た。ここが545鞍部にあたる。ここから尾根と分かれて山を下りる。するとちょっとした広場に出た。左に続く道から広場に下りて、杉林の中のえぐれた作業道を下ると車道に出た。上毛高原駅と嶽林寺そして私の車が目に留まった。
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