キワノ平ノ頭
きわのたいらのあたま
1511m
みなかみ町
コベックラ沢分岐付近から望む稲包山
登山日 2005年5月28日(晴れ) しんぷる
行 程 三国トンネル(9:50)…三国峠(10:15)…長倉山頂上(10:50)…キワノ平ノ頭(11:45)…NO180鉄塔(12:20-13:05)…キワノ平ノ頭(13:40)…長倉山(14:25)…三国峠(14:45-14:50)…三国トンネル(15:10)
 三国峠から稲包山に登山道が延びている。以前から気になっていた道である。この冬の豪雪もようやく溶け、谷川連峰もその山肌がまだらになってきた。三国山は一部雪渓を残すが、登山には全く影響はないようだ。
 足下にはヘビイチゴやオオバキスミレの黄色、頭上にはオオカメノキやタムシバの純白を楽しみながらも、息を切らして三国権現が奉られる三国峠に出る。ハイカーの姿がある。いつ来ても無人だったことはない人気の山だ。群馬県側よりも新潟県側から登ってくる方が多いようだ。

登山道から望む三国山
三国山頂へと続く階段を上っていく多くの姿が見えるが、今日は反対側への道を辿る。笹がきれいに刈り取られ、なかなか快適な道である。この辺りは東電の送電線が通っているため、巡視路も多い。この稲包山への登山道も巡視路としての用途があるためか、東電により笹刈りが行われていると思われる。それが証拠に歩き始めて直ぐに鉄塔が現れる。鉄塔の脇を抜けるとやがて急登となる。三国山を振り返りながら登れば笹刈りが一旦細くなる。足下を覆う笹の陰にはツバメオモトが咲いていた。そして直ぐに稜線に出た。

シャクナゲと残雪の平標山
 稜線に沿って登山道は続いている。長倉山の陰には目指す稲包山とその隣に西稲包山の三角形が見えている。そして稜線の新潟側にはシャクナゲが数多く咲いている。花付きがいいようで多くの花を咲かせている。これだけの数があれば十分に楽しめるだろう。オオカメノキと思われる白い花も、芽吹いたばかりの新緑の中に浮かんでいて目を楽しませてくれる。
 道は快適で、振り返れば残雪の平標山から仙ノ倉までの稜線が美しい。ほどなく長倉山に着いた。気温が高いせいかとにかく暑い。いつのまにか山も初夏の様相だ。これからは朝早く涼しいうちに歩くことが必要になる。
 道はしっかりと整備され歩きやすい。小さなアップダウンを繰り返しながら続いている。山と高原地図によれば稲包山までは三国峠からおよそ3時間半。三国トンネルからでは往復6時間あまりだ。夕方4時くらいまでには帰らなければならないので稲包山の頂上まではとても行けそうもない。午後1時には帰路に入ることを考え、行けるだけ行ってみることにした。

キワノ平ノ頭を望む
 キワノ平ノ頭までは確実に行けるが稲包山まで続くこの道を、残雪期か秋晴れの日にまた歩いてみたいと思った。それ故出来るだけ足をのばしてみることにした。各ポイントにはしっかりとした道標が置かれている。キワノ平ノ頭には意外とあっさり着くことが出来た。ここからは基本的に下りとなる。稲包山までの距離感と、歩いてきた稜線を振り返ってみて時間を計算しても絶対無理だとわかった。登山道のそばに付いている巨大鉄塔の下で昼食をとり戻ることにした。
 途中にコベックラ沢分岐の道標が立ち、その傍には黄色のヘビイチゴやシラネアオイ、さらにはツバメオモト、イワカガミ、ショウジョウバカマなどが花を咲かせていた。

稜線を振り返る
 NO180鉄塔の下で缶ビールを飲み、サッポロ一番味噌ラーメンとおにぎりを食すると気持ちが良くなってきた。さらに快適な風と鳥のさえずりが子守歌となったのか、居眠りをしてしまったらしい。「あんな所にストックがあったけ」との話し声で目を覚ました。三国峠からは特に足跡がついていたとは思っていなかったのでビックリした。声に振り返れば高校生くらいの男の子の三人組だ。稲包山から戻ってきたのだなと思った。時計を見れば午後1時近くで戻らなければならない時間だ。だいたい10時近くから歩き出すなんてどうかしている。遅くても7時くらいには歩き出さなければ…。頭を夏モードに切り換えなければ途中で引き返すことを繰り返すことになるかもしれないなあ。
 キワノ平ノ頭に戻れば、平標〜仙ノ倉の稜線と万太郎山、手前には三国山と大源太山が大きい。いつか三国山から平標山へと歩いてみたいものだ。

ツバメオモト

アズマシャクナゲ

ショウジョウバカマ

タムシバ
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