雨乞山
あまごいやま
1068m
沼田市・川場村
白沢町高平付近から望む
登山日 2005年5月7日(晴れ) しんぷる
行 程 高平登山口(15:40)…山頂まで0.8Km(15:57)…雨乞山頂上(16:07-16:15)…高平登山口(16:35)

高平登山口
 黄色のヤマブキが最盛期を迎えた沼田スプリングスCCへの道を行く。途中に雨乞山散策道入口の案内板があり、ここが四つある登山口の一つ高平口となっている。今は一般車両は入れないようになってはいるが、林道が山頂近くまで延びている。ゲートを抜けると、雨乞山登山道入口の道標が立っている。また道標には山頂まで1.5Kmともある。
川場方面からの道と合わせる

雨乞山頂上
 この林道はスミレの街道と言っても良いだろう。所々に小さな群生があり、種類も多種に及ぶようだ。スミレはあまり区別がつかないため、一色単にスミレと呼ぶことにしているが、大きな特徴があるものだけは多少わかる。
 新緑が始まった道は気持ちが良いものだ。午前中雨はすっかり上がり、移動性の高気圧のせいか風が強い。そのおかげで大気は澄み展望が期待できる。足下のスミレやジュウニヒトエを眺めながら、緩やかな上りの道を歩いていく。山頂まで0.8Kmとある道標付近からの展望がよい。またここからは、これから目指す雨乞山の山頂を見ることができる。

子持山を望む
 さらに歩いていくと山頂まで0.3Kmの道標があり、ここで川場村林道終点口からの道を合わせる。小田川から延びている林道終点からの道と思われる。確かな踏み跡とテープを頼りに上を目指せば、大きな石祠のある山頂に着いた。最近になって整備された雨乞山頂上は、南方の立木が伐採されすこぶる展望がよい。北には武尊山が間近に聳えている。川場山猿さんに道を尋ね登ってきた道が西側にしっかりとついている。
 子持山が榛名山と小野子三山を後方に従え堂々としている。沼田の河岸段丘もその形状がはっきりと見て取ることが出来る。十二が岳の後方には浅間山がぼんやりと浮かんでいる。

赤城山を望む
 黒檜山を盟主とする赤城の峰々が立派だ。大きな裾野を広げている様子がよくわかる。沼田を見下ろす山頂には山名が記載されたパノラマ写真が設置され、快晴の日に見ることのできる山々が写されている。それによれば、奥秩父の山々や富士山、八ヶ岳、南北アルプスなどかなりの数にのぼる。この展望だけを見れば、ぐんま百名山に選ばれなかったことが残念に思える。秋晴れの快晴の日には是非に訪れてみたい山だ。見飽きることのない展望の山頂を後に、来た道を忠実に戻った。 
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