三峰山
みつみねやま
1123m
沼田市
雨乞山から望む上州三峰山
登山日 2005年5月1日(曇り) しんぷるライフ娘
行 程 市営駐車場(10:00)…河内神社(10:15)…山頂(11:40-12:30)…三峰沼(13:25)…パラグライダー離陸地(13:45-13:50)…駐車場(14:05)

河内神社
 昨年、広域農道の「望郷ライン」が開通した。それによって三峰山登山口へのアクセスもすこし変わってきている。標高差を考えればやはり河内神社下の市営駐車場から歩くのが良いだろう。しかし道のりは最も長くなる。沼田ICからだと迦葉山・玉原高原方面に向かう途中にサラダパークぬまたがある。ここを横切って望郷ラインが走っているので左折し、月夜野方面に向かう。そして池田トンネルを抜け道なりに行くと三峰トンネルが見えてくる。トンネルの手前200M程前に左に分岐が現れる。この分岐が全延長2485m全舗装の林道三峰東線の終点となっている。これを行けば登山口である市営駐車場に着く。駐車場には相当数のスペースがあり、小綺麗なトイレも設置されている。さらに河内神社に向かって道は延びているが、車はここまでとしておこう。車道終点からはパラグライダーの輸送施設があるが、ハイカーは河内神社方面を目指す。大岩がごろごろしている参道を行けばわずかで神社に着く。ここから眺める沼田台地は見事だ。

赤松の林
 神社の西手にはアセビの木が満開に花を咲かせていた。上空には気持ちよさそうにパラグライダーが浮かんでいる。離陸上の脇を通って歩き出す。この先ずっとアップダウンを繰り返しながら赤松の林の中を行くことになるが足下には花が少ない。駐車場から河内神社まではスミレやスミレサイシン、ヤマブキなどが咲いていたのに、松の林の中はほとんど目に留まる花はない。分岐地点には道標が設置されているので迷うことはない。薄い笹藪の中にエンレイソウやショウジョウバカマがわずかに姿を見せたものの、この分では山頂直下のカタクリだけしか期待できそうにない。女2人はサッサと先に行ってしまうし、ついて行くので精一杯だ。

山頂(後閑峰)
 吹返峰を過ぎたあたりからアップダウンが強くなる。峰の北斜面が見えるようになると山桜がピンクに染まっていた。雪渓がまだいくらか残っている。偽ピークに騙されて急登を上り返せば三峰山の山頂だ。昼食の前に記念写真のシャッターをお願いした相手が、娘の高校の数学の先生だった。
 立木をいくらか刈り払いした山頂からは、霞んではいるが谷川岳と武尊山がハッキリと見えた。山頂からは北側に向けての道標がある。三峰林道支線にある登山口へ続く道だ。山頂(後閑峰)へは最短のコースと言うことだが…。今度はこちらから登ってみたいものだ。

三峰沼
 帰路は三峰沼経由で歩くことにした。娘が先行してどんどん歩いていく。距離が徐々に離れていくが追いつけない。妻に三峰沼の分岐で待つように声を掛けた。沼への分岐を道標に従って右に折れる。それなりに下っていくと水芭蕉が咲く沼口に着いた。開ききってはいるが、まだまだ十分鑑賞に堪えられる状態だ。誰が放したのか錦鯉が悠々と沼を泳いでいる。この沼は農業用の貯水池になっていて、渇水期には放流される仕組みになっている。沼を半周すれば元の道に戻る。
 パラグライダー離陸地を覗いてみることにした。何人ものライダーが次から次へと用意を整えて離陸していく。大空を飛ぶ、それはそれで気持ちの良いことなのだろう。
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