吾妻山
あづまやま
481m
桐生市
桐生市街から望む吾妻山
登山日 2005年4月10日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 陸橋(9:05)…トンビ岩(9:18)…吾妻山頂上(9:40-9:50)…女山(10:00)…村松峠(10:15)…きのこ山(10:35-11:15)…村松峠(11:30)…村松堰堤(11:45)…陸橋(12:15)

登山口
 吾妻公園に駐車して歩く予定が道を間違えてしまった。幸いにも見覚えのある陸橋の下をくぐった。この登山者用の陸橋は前回吾妻公園から歩いてきたときに渡ったものだ。陸橋付近にはハイカーのものと思われる車が数台路上駐車している。通行の邪魔にならぬように置かせてもらって吾妻山への道を歩き出す。
 桐生ガ丘公園では桜の花が満開だ。新緑はこの桜が散った後になるのだろうが、足下には紫色のスミレが咲いている。赤いツツジの花もわずかだが咲き出している。広い岩の道を行くと、吾妻山友の会の掲示板が立つ登山口に着いた。いよいよここからが本格的な登山道となる。 

吾妻山頂上
 道は露岩の急登であるがわずかな道のりである。相変わらず賑やかな山だ。すれ違うたびに挨拶を交わすだけでも大変だ。圧倒的に地元のハイカーが多いせいか、あちらこちらで会話が交わされている。妻が先に男坂を行く。こっちが女坂で楽だよと言ってみたが、どうでも良かったみたいでさっさと登って行ってしまった。ついて行くより仕方ないか…。程なくトンビ岩に到着。桜霞で遠望は利かない。
 トンビ岩からわずかで小ピークに出ると平坦な道になる。ゆっくりと呼吸を整えよう。しかし、それもわずかで再び急登だ。今度は右が男坂、左が女坂とある。当然女坂を選んだ。木段は歩きにくいのでその脇を登っていくと山頂に続く尾根に出た。尾根を道標に従い進むと直ぐに吾妻山頂上だ。
 多くのハイカーにすれ違ったが、思ったほど山頂は混んではいない。久しぶりに2人揃って記念写真を撮ってもらった。登り始めて40分足らずだ。昼食には早いし、もう少し足を延ばしてみることにしよう。

カタクリ
 電波反射板のある雌吾妻を目指す。この先、村松峠から下る道があるようだ。どうするかはそこで考えよう。ピークの後はやっぱり下るしかないのだ。
 おっ、早速カタクリの花が目に付く。途中、吾妻山までの登りですれ違ったハイカーが、カタクリがちょうど良いと言っていたが、なるほどこの事だったか。吾妻山を過ぎると訪れる人も少ないのか静かな歩きとなる。北のカタクリと違って随分と花が大振りで、可憐さに欠けるような気がするなあ。雌吾妻への急登を登り返せば「女山460米」と書かれた道標のある頂上だ。展望のない静かな山頂だ。
 再び下る。おお、カタクリの群生地。見事なまでに咲きそろっている。これほどとは思いもよらなかった。満足満足。

村松峠
 カタクリを見ながら歩けば、あっという間に村松峠に到着。まだ時間も早いのでもう少し足を延ばす。この道は、関東ふれあいの道として整備されている。赤松の多い道を行くと「きのこ山480m」に着いた。ここには女性4人のパーティーが休憩をしていた。この時間なら鳴神山まで行けるよと、しんぷるライフをそそのかすがまだ7Km以上もある。帰りに公共バスを利用するのもいいが、下調べをして来ていないので大いに不安だ。結局、ここで早い昼食をとり村松峠から下ることにした。宮本町への道標に従い急な道を下ると沢沿いの道となる。右に左に道を下ると堰堤のある道に出た。舗装路を辿り陸橋下の駐車場所に戻った。
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