嵩山は吾妻八景のひとつである。直ぐ南には大ケヤキのある親都神社があり毎年5月5日には嵩山祭りと親都神社祭りが同時に行われ大変賑わう。最初何も知らずに訪れた時がちょうど祭りの日だった。この春にも訪れているのだが小天狗から中天狗を散策しただけだ。この秋はなかなか天候に恵まれなかったが、冬の訪れとともに天候が良くなってきた。それに誘われるように軽いハイキングコースを歩いてみた。 |
小天狗から望む浅間山 |
登山口 |
明るい竹林 |
公園内の駐車場から表登山道に向け歩き出す。真新しい遊具の脇を通り抜けると直ぐに阪東三十三観音の1番だ。明るい竹林を気持ちよく歩くと間もなく5合目の道標に出る。展望台から見る榛名山が逆光ながら見事なものだ。落ち葉が堆積する歩きやすい道をのんびりと歩くと「休石」。そこを過ぎれば尾根は近い。 |
天狗の広場 |
小天狗頂上 |
尾根に出るとそこはあずま屋と展望台のある「天狗の広場」だ。道標に従って先ず「小天狗」を目指す。小天狗は嵩山で最も西に位置する岩山である。頂上には石祠がある。そして直下には記帳用にノートが置かれている。この春見たときには私たちの子供が卒園した保育園の名前が記帳されていた。以前は子持山に登っていたのだが変えたのだろうか。 |
大天狗への鎖場 |
大天狗 |
さらに先には「不動岩」があるが初めて来た時に息子と登っているので今回はパスだ。広場まで戻って「大天狗」を目指そう。「中天狗」を過ぎ「御城平」から「経塚」へ日陰の道を歩く。足下には霜柱が立っている。このところの冷え込みで本格的に冬らしくなりそうだ。経塚から長い鎖場を慎重に上れば目的の大天狗だ。 |
東毛の山々を望む |
巨石の頂上には石祠が置かれている。谷川岳方面の展望は今ひとつだが、雪を被った日光白根山から皇海山、袈裟丸山までの稜線は見事だ。そして小野子山と子持山が近い。妙義山の稜線もはっきり見て取れる。 |
一升水 |
東登山口 |
経塚まで戻り東登山道を降りることにする。表登山道と異なり道はやや荒れている。ジグザグと降りていくとやがて「一升水」だ。頭上高く覆い被さった絶壁からは水が滴り落ちている。休石を過ぎると登山道は落ち着いてきて歩きやすい。のんびり下ればやがて鳥居のある東登山道入口だ。駐車場は近い。 |