桜山
さくらやま
593m
藤岡市
駐車場付近から望む桜山
登山日 2003年4月20日(曇り) しんぷるライフ娘
行 程 第一駐車場(07:10)…山頂(07:30-35)…第一駐車場(08:05)
 鬼石町の桜山は「冬桜」で有名だ。昨年、開花の知らせに足を運んだ際に人工的に造られた日本庭園の紅葉の見事さに目を奪われた。桜と紅葉が一度に楽しめるのも珍しいことではあるまいか。ここ桜山には何度か訪れたことがあるが、一度も山頂には登っていない。麓には登山口があり遊歩道も整備されているが、ポツリポツリと小雨降る中、山頂近くの第一駐車場から日本庭園を経て山頂へ向かってみた。 日本庭園

駐車場から庭園に向かう

日本庭園
 朝まだ早い駐車場には、それでも2台の車が置かれていた。自分のことは棚に上げても物好きがいるものだ。花や新緑を見るにはやはり太陽の光が必要だ。物の色彩を輝かしてくれるからだ。雨模様の早朝のせいか冬桜を見に来た時ほどの賑わいはないようだ。しかし今日のような雨模様の日もしっとりとした情緒があってなかなか良いものだ。

冬桜の道

展望台への階段
 わずかな階段を上ると直ぐに日本庭園に出る。早朝の散策を終えてきたのか男女二人連れが反対側から歩いてきた。鯉が泳ぐ池の周りに数本ある深いピンク色をしたしだれ桜が今が盛りとばかり咲き誇っていた。冬桜は既に満開の頃を過ぎ、花びらを落とした後の見栄えのしない姿を晒していた。冬桜に混じって数こそ少ないがソメイヨシノがちょうど見頃を迎えていた。そのような遊歩道を3人でおしゃべりをしながらのんびりと歩いて行く。

山頂への階段

新緑萌える
 庭園を離れ展望台に向かうと、馬酔木の若木が白い花を咲かせ始めていた。手入れが行き届いたドウダンツツジも歩道の脇に無数に植えられていた。幾つかの道標に従って山頂を目指す。雨もいつの間にか上がり、遠望もほどほど利いて何ともぼやけた感じの新緑が目に優しい。対照的に杉や檜の植林が刺々しく見えるのは気のせいであろうか。

山頂

山頂
 山頂の手前では花見をした後だろうか、弁当のゴミが散乱していた。何とも不愉快な気分である。頂上にはあずまやがありゴミ箱が設置されていたが、むしろ置かない方が良いのではないだろうか。
 頂上からは立木の間からの展望となる。その一角に敬宮(としのみや)愛子内親王の誕生を祝って2本の桜が植樹されていた。枯れずに育ってくれるでしょう。帰りは山頂の直ぐ下をぐるっと一周してから戻った。展望台から見える桜並木が延々と続くような錯覚を覚えた。
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