安中石尊山
せきそんさん
571m
安中市・高崎市
安中榛名駅近くから望む石尊山
登山日 2003年3月22日(曇り) しんぷるライフ
行 程 登山口(15:47)…山頂(15:55-16:00)…登山口(16:06)
 安中石尊山は秋間丘陵の秀峰だそうだ。名前からしても古くから地元民に親しまれてきた山だと容易に想像がつく。安中榛名駅が出来なかったなら、昔ながらの長閑な風景が山麓に広がっていたのではないだろうか。御荷鉾山も麓からの登山コースがゴルフ場の中を通ってしまっているものもある。駅周辺では盛んに工事が行われているが一体どのように様変わりしてしまうのだろうか。近くには赤穂四十七士の石像があり、また梅の季節には多くの人で賑わう秋間梅林も近い。 山頂から眼下を望む

登山口
 安中榛名駅の北側を車で上っていく。造成工事が行われておりやたらと迂回させられるが、指示に従って進むよりほかはない。長岩キャンプ場の分岐をそのまま直進し最高地点に出ると妙義方面の展望が良い。山側に石尊山遊歩道の道標があるので近くに路上駐車し歩き出す。もうすっかり夕方になってしまっている。曇り空がそれに拍車をかける。日本に石尊山と呼ばれる山は一体幾つあるのだろうか。正式な山名でなくても地元でそう呼ばれる山も数多いのではないだろうか。

登山道

登山道
 遊歩道に入ると悪名高い丸太階段の出迎えである。緩斜面では苦にならないが、急登でしかも歩幅があるととても歩くのにはつらい。フーフーといきなり息を切らしての登りとなる。右手の杉の根本付近を見るとやたらと焦げた木が多い。最初は山火事でもあったのかと思ったがそうでもなさそうだ。真相は分からないが人工的なことのようである。

山頂

山頂
 杉が間近に迫る様になると山頂に出た。そこは既に薄暗く、いくつもの石祠とベンチが置かれていた。まるで心霊写真に出てくる風景だねと言う妻。確かにそんな雰囲気もある山頂である。展望は南側が開けているが、遠望は利かず残念ながらよく分からない。妙義方面だけの展望は駐車した道路からの方が良いみたいだ。一旦ベンチに腰掛けてから山頂を後にした。
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