崇台山
そうだいさん
299m
富岡市・安中市
麓から望む崇台山
登山日 2003年3月22日(曇り) しんぷるライフ
行 程 崇台山入口(14:27)…山頂(14:35-15:00)…崇台山入口(15:05)
地元の低山ならばともかく、ほかの地域の里山ともなれば知る由もない。この崇台山がぐんま百名山に選ばれたことで注目しなければいけなくなった。インターネットで調べてもあまり件数がヒットしないのである。そこで読み流していた「群馬山岳移動通信」の安中市の低山巡りを参考に足を伸ばしてみることにした。 山頂から眼下を望む

登山口近くの田園風景
 「群馬山岳移動通信」のガイドにより養鶏場まで難なくたどり着けたが、さてここで悩んでしまった。方向感覚を失って東西南北も分からない。太陽でも出ていれば多少は違ったのだろうがあいにくの曇り空である。養鶏場の近くに駐車し道なりに緩やかな傾斜を降りていくが、どうもガイドの記述と一致しない。一旦引き返して農作業をしていた人に道を訊くと、「俺は下仁田から来ているのでよく分からない。このあいだ上毛新聞に出ていた写真には田んぼの風景と送電線が写っていたから、この道をもう少し先に進んだところあたりが登り口だと思うけれど。」納得できないまま車に戻り先に進んでみることにした。

入口の道標
 狭い扇形をした平地の中に田んぼがあった。路上駐車であたりを探してみると「ゴミは持ち帰れ」との趣旨が書いてある看板が目に付いた。確かめるために歩いて行くと、そのすこし手前にベニヤ板に「崇台山入口」と書かれた道標が立てられていた。やれやれ一安心である。果たしてここがガイドの登山口であるか確信は持てなかったがとにかく登れることは確実になった。畑道を少し行くと直ぐに山道となった。

登山道
 比較的急な斜面であるが5分ほどで山頂には着くことになっているので気楽なものである。最初は竹藪のなかの道である。よく手入れがされたものは竹林(ちくりん)と呼ばれるそうだがこれは竹藪であろう。枯れた竹が多く、それは黒い竹である。妻が「これは黒竹じゃないの」と言うので、なるほどこれが黒竹か、生えているところは初めて見るなあと観察しながら歩くと、まともに生えている黒竹はなく全て途中で切り取られ枯れているものばかりだった。やがて竹藪から雑木林に変わってくるとひょっこり山頂に出た。

山頂
 どうやら裏側から登ってきた様だ。展望が開けた反対側にはよく整備された遊歩道や農道が山の斜面を走っていた。腰を降ろして遅い昼食とした。山頂は「群馬山岳移動通信」が紹介している平成15年元旦の写真と同じであった。元旦に設置された山頂標識、焚き火をし暖を取った穴の後がそのまま残されていた。南面?には何本もの桜の木が植えられており、開花を待つ準備が着々と行われているようだった。そちら側の道を降りてみたかったが、結局往路を戻ることとなった。
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