杏ヶ岳
すもんがだけ
1292m
高崎市
杏ヶ岳(掃部ヶ岳西峰から)
登山日 2002年5月21日(晴れ) しんぷる
行 程 登山口(10:30)…鷲ノ巣山(10:45)…山頂(11:06-50)…杖の神峠(12:28)…吾妻荘近駐車場(13:22)
 杏ヶ岳は隣の掃部ヶ岳と一緒に紹介されることが多いようだ。確かに往復2時間足らずの山行では物足りないのかもしれない。登山口は「林道 杖の神峠線」にあり、左が杏ヶ岳、右が掃部ヶ岳への登山道になっている。掃部ヶ岳を国民宿舎吾妻荘方面から縦走してくると必然的に杏ヶ岳登山口に出てしまう。短時間で往復出来ることから足を伸ばすことになるのであろう。山頂からの展望はあまり期待できない山であるというが、果たしてどうであろうか。 杏ヶ岳頂上
 掃部ヶ岳登山口の相向かいの登山口から入る。そこには東電関係者の車4台が停められていた。掃部ヶ岳に建つ送電線鉄塔の巡視らしい。登山道に入ると相変わらずクマザサの道が続く。左手を振り返り樹木の間から掃部ヶ岳方面を眺めながらのんびり歩く。何時の間にかクマザサは消え植生の違う登山道になっている。それでも花は少ないように思う。時折ヘビイチゴの黄色い花が咲く中登の上りをゆっくり歩いていく。

杖の神峠登山口

登山道

鷲ノ巣山頂上
 やがてピークに出た。「鷲ノ巣山」と書かれている標識が立てられ、その側面には群馬県内のいくつかの高等学校の名が連記されていた。ここは標高1317mで杏ヶ岳よりも高い。
 ここから一旦急坂を岩や枝に捕まりながら注意深く下りていく。直ぐに鞍部に出て再び上り返すと杏ヶ岳の北峰に出る。ここには崩れ落ちた石祠があり一人の単独行氏がガイドブックを広げていた。挨拶だけ交わし先に進む。再び下降した後、緩やかな傾斜を上り返すと頂上に着いた。

道標の銘

がんばれ

山頂へと続く

山頂
 頂上からは天目山辺りと妙義方面が見えるのみで、他は藪に遮られ展望が利かない。昼食を取り始めると先の単独行氏が遅れてやって来た。昨夜湖畔の駐車場で一泊し今日は榛名、明日は未定とのこと。暖かな陽射しの中のんびりと過ごせる時間を味わう。さて、杖の神峠まで戻り林道を歩いてみよう。

林道「杖の神峠線」から掃部ヶ岳
 帰りは往路をそのまま戻る。あっさりと登山口まで戻ってしまった。林道杖の神峠線を湖畔に向かってやや足早に歩いていく。掃部ヶ岳が新緑に映えまぶしいほどだ。やや雲がかかっていた空もすっかり青空が広がっている。途中で先に出発した千葉から来たと言う単独行氏に追いついた。山行話を聴きながら二人並んで駐車場まで歩いた。
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