鈴ヶ岳 すずがたけ 1565m 前橋市 |
登山日 | 2001年10月20日(快晴) | しんぷるライフ |
行 程 | 鈴ヶ岳登山口(9:15)…鍬柄山(9:55)…コル(10:10)…山頂(10:30-45)…登山口(11:45) |
鈴ヶ岳は赤城大沼の西方に位置し、赤城火山によってできた寄生火山だという。その山容は大きな釣鐘にたとえられている。6月中旬のレンゲツツジと、10月中旬の紅葉が見事で山行時期で大勢の観光客で賑わう。 | ||
新坂平登山口 |
新坂平登山口の向側に駐車場がある。登山口から霜柱の残る中登の笹道を行くと、5分ほどで最初の道標がある。ここからは緩やかな上りの尾根道を進むようになる。10分ほどで姥子峠に出、中登をひと登りで姥子山にでる。この辺りから黒檜山や大沼が見えてくる。 | 尾根 |
登山道 |
明るく快適な登山道が続く。赤城山は黒檜山に続いて2回目だが、比較的穏やかな登山道のようだ。いったん鍬柄峠まで下り、再び登り返すとひょっこりと鍬柄山頂にでる。期待していた紅葉にはちょっと時期が遅かったようだ。しかし落ち葉をサクサクと踏みしめての楽しい歩きだ。 | 鍬柄峠 |
鍬柄山 |
鍬柄山にはすでに5人のパーティーがいた。何とはない山頂ではあるが、展望がすこぶる良い。北方には谷川岳や武尊山、西方にはこれから登る鈴ヶ岳とやや南方に子持山、榛名山など360度の大展望だ。ゆっくりと展望を楽しんでから先に進みたいが…。 | 鍬柄山から黒檜山と駒が岳 |
12時半くらいまでに戻らなければならない訳あって先を急ぐこととする。鍬柄山からはヤセ尾根が続く。ツツジが両側から迫っていて体にこすりついてくる。間もなく、木の枝等につかまりながらの急な下りになる。いつもより意識的にペースを速めているので十分な注意が必要だ。15分ほどで大ダオと呼ばれるコルに到着。ここは他のコースへの分岐になっている。 | 鍬柄山と鈴ヶ岳とのコル |
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鈴ヶ岳への登山道 |
いよいよ鈴ヶ岳に取り付く。ここから急に岩の多い急登になる。岩を乗り越えての登山道が続く。すぐ先が山頂のように見える道が続き、まだ着かないのかという思いと今までのオーバーペースがたたってか、バテテしまって急に汗が噴出してきた。しばしば足を停めることが多くなる。やがて少し先を歩いていた妻の姿が見えると山頂に飛び出した。 | |
鈴ヶ岳山頂 |
山頂である。すぐにザックを放り出してペットのお茶を口にする。今日始めての補給である。やや北側が枝に隠れ見えないところがあるが、ほぼ360度の展望である。山座同定をしてソーセージを口にする。遥か遠くは残念ながらガスっていて薄っすらとしか見えないが、予想していた以上の大展望だ。紅葉は五輪尾根の山肌がきれいだ。ゆっくりとしていたいが、息子の下校までには戻らなくてはならない。大急ぎで下山だ。 | |
光の関係だろうか、往路よりも復路のほうが紅葉が目に映えた。時期的には大沼周辺がピークを既に過ぎた感じだったのでちょっぴり残念な山行だった。しかしながら落ち葉を踏みしめての山行は気持ちのいいものだった。 |