浅間隠山
あさまかくしさん
1757m
高崎市・東吾妻町
浅間隠山
登山日 2001年9月1日(晴れ) しんぷる
行 程 二度上峠下登山口(7:10)…北軽井沢分岐(7:25)…尾根に出る(8:05)…山頂(8:20-9:15)…登山口(10:10)
 国道406号線倉渕村権田から県道長野原・倉渕線で北軽井沢方面へ向かう。途中、倉渕村川浦からほぼ正面に見えるのが浅間隠山だ。この山に隠れて浅間山が見えないことから浅間隠山と呼ぶそうだ。わらび平森林公園キャンプ場の入口、はまゆう山荘を過ぎ峠を登っていくとやがて登山口がある。山頂からは360゜の眺望があり、群馬県下の山々をはじめ、富士山、北アルプス、八ヶ岳、男体山等が見える。時間も短時間で登れることから、人気の山だという。 山頂方位板

登山口
 倉渕村から二度上峠を登っていくと右手に登山口の案内板がある。そこから100m位先に駐車場がある。ここには10台くらい停められそうだ。まだ一台も車がない。身支度をして登山口に向かうと登山口のまん前に一台車が…。中年の夫婦がやはり身支度を整えている。挨拶を交わして登山口に入る。

登山道
 いきなり沢歩きだ。数日前に降った雨の影響か水が流れているが、大した水量ではない。さして靴を濡らすこともなくわずかの間で水はなくなった。すぐに尾根に出て緩やかな登りを進む。すると北軽井沢への分岐に出る。平坦な広場がすぐ先にあり、ここから四阿山が良く見える。そこを過ぎ背たけほどのある笹の中をやや下りながら歩いていく。辺りは暗く陰うつな感じだ。朝早くの夏山はいつもこんな感じであまり好きではない。が、天気は最高だ。道を急ぐ。

登山道
 再び登りだす。笹が登山道を覆っており、それをかき分けて歩く。やがて笹の道を抜け、岩の露出した急登りにかわる。しばらく我慢して登るとだんだん明るくなってくる。尾根は近い。
 尾根に出ると南側の展望が開ける。そこは、わらび平への分岐になっていた。すこし様子を見に足を運んだが、笹の中どうも道がはっきりしない。もどって山頂を目指す。

山頂付近
 やや下り気味の快適な道を進むとすぐに笹の中に道が隠れてしまっている。しかし笹の背は低いので問題はない。展望のない樹林帯の笹道を行くとやがて登山道は草原のなかに続く。山頂は間もなくだ。展望も開けてきた。

山頂
 山頂である。十分な広さがある。誰もいない。ゆっくりと眺望を楽しむ。天気も最高だ。まさに360゜の大展望。人気の山に偽りはない。5分ほどして登山口の夫婦が登ってきた。腰を下ろすところを捜して、遅くなったが朝食にする。おにぎりと卵スープだ。
 しばらくして、夫婦は下山していった。のんびりと時を過ごす。先週行った浅間山がすばらしい。遥か彼方の山は雲で一部見えなかったが、大部分の山は見えたのではなかろうか。時計を見ると山頂に着いてから知らず知らず1時間近くも経っている。そろそろ下山しなければ…。
 ゆっくりと山頂で昼寝でもしたいと思いながら帰路に着く。だんだん雲も出てきたようだ。登山道も着たときとは違い、明るくなっている。ところどころ水でけずれ落ちた登山道を注意しながら下っていく。帰りには7組のペアとすれ違った。さすがに人気の山だ。山頂は賑やかになるだろう。浅間山が雪帽子をかぶった頃、もう一度来て見たい。
inserted by FC2 system