鉱石山・木賊山(朝倉山)
こうせきさん・とくさやま
1205m・1289m
川場市
鉱石山
登山日 2001年8月9日(曇り) しんぷる
行 程 鉱石山登山口(14:00)…鉱石山山頂(14:50-15:00)…木賊山山頂(15:20-30)…登山口(16:20)
 川場スキー場に向かう途中、世田谷区民健康村「富士山ビレッジ」がある。そこを過ぎて間もなく右手に「ふじやまの湯」があり、その上から鉱石山ハイキングコースが整備されている。このコースは「富士山ビレッジ」ができたときに整備されたもので、以前やはり同じ健康村である「中野ビレッジ」から浅松山のハイキングコースを歩いたときにその存在を知った。そしてそのうち歩いてみようと思っていた。山頂から少し奥の朝倉山へ踏み跡があるらしい。 登山道案内板

鉱石山登山口
 「ふじやまの湯」の少し先から林道が伸びている。少し入ると「鉱石山ハイキングコース」の金属製の案内板がある。林道は決してよい道ではないが、車で行けそうなので登山口まで乗り込んでみる。10分ほど進むと登山口の指標がありその下に「熊出没注意」とある。これは困った。今日は単独行きであり不安が募る。そういえば四阿山に登ったとき、途中であった新潟県上越市のペアが熊よけの鈴を下げていたことを思い出す。まあ、思い出しても仕方ないので、意を決して登ることにする。

登山道
 登山道はよく整備されている。最初の橋を渡ったところですぐ、ガサガサという物音がしたかと思うと、バサバサバサとおそらく雉の雌であろうか草陰から飛び立っていく。いやあ、びっくりした。熊注意とあったばかりなので心臓がドキドキである。気を落ち着けて再び歩き出す。数日前に雨が降ったせいか登山道はぬれている。車も通れそうな道を進むと、山鳩だろうかバサバサと何羽も飛び立っていく。熊の不安に駆られながら、時々大声を出して登っていく。

鉱石山山頂
 歩き出して30分、平坦な尾根筋に出る。すると休憩所がある。ちょっとした広場だが何もない。腰もおろせないのでそのまま足を進める。再び登りになりピ−クに着く。山頂かと思ったがどうやら違うようだ。少し下り左にトラバースしながら次のピークに向かう。わずかばかりの急登を登りきると、再び休憩所がある。ここにはトイレがある。休憩所の多い山だなと思いながら金属製の案内板を見るとあと5分で山頂とある。足を進めること1分足らずで山頂に到着。残念ながら樹木に阻まれ展望はない。休憩所に戻り北を見ると、樹木の隙間から朝倉山らしきピークが見える。トイレの後ろから踏み跡らしきものがあるので行ってみることにする。

木賊山の岩

木賊山山頂

登山道
5分ほど下ってコルにでる。朝倉山に向かって登りになると直ぐに大岩に出会う。それを過ぎると笹薮である。踏み跡らしきものを頼りに藪こぎをしながら進んでいくがどうも不安である。果たして大丈夫か。すると直ぐ先に赤いテープが見えるではないか。ほっとする。目印は尾根伝いに続いている。山頂間近になり、やや西側にコースをはずして山頂らしきところに着いた。が、山頂の標識がない。おかしいなと思いながらも、こういう山もあるさと思い戻ろうと足を進めると、木に打ちつけたプレートが見える。ありました。ほっと一安心。プレートには「木賊山」とあった。やはり展望はない。さて、後は戻るだけだ。再び笹薮を漕いでゆく。15:45鉱石山に戻る。10分ほど休憩して下山である。鉱石山と手前の小ピークのコルに「ひなんろ」の指標があり、帰路はそこを下りることにする。近道であろう。さすがに人が通らないのであろうか、およそ行程の半分は草に覆われていた。10分ほどで前の登山道に合流である。1Km近く距離を稼いだようだ。
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