四阿山
あずまやさん
2354m
嬬恋村
四阿山
登山日 2001年7月20日(晴れ) しんぷるライフ娘息子
行 程 鳥居峠登山口(6:40)…林道終点(7:35-45)…花童子宮(8:30-40)…的岩への分岐(2040m峰)(9:30-40)…2144m峰(10:00)…嬬恋清水(10:25)…四阿山山頂(10:45-11:35)…的岩への分岐(12:40)…的岩(13:15)…林道終点(13:45)…鳥居峠(14:40)
 群馬県北西部の嬬恋村から長野県境にかけて裾野を延ばす四阿山は、長野県側からは四阿山、群馬県側からは吾妻山(あずま山)と呼ばれ古来からの伝説にまつわる山と聞く。登山コースには、鳥居峠登山道、茨木コース、菅平牧場コースなど多数あるようだ。今回は、鳥居峠からの登山で、ゆっくりと高原の花を楽しみながら歩くことにする。 登山道案内板

鳥居峠登山口
 朝も早いせいか、ドライブインの駐車場にもロープが張ってあって入れないが、道の反対側に登山者用の駐車場がある。駐車料金は500円、先客が2組。管理人もいないことなので、身支度を整えて出発だ。朝もやの中杉林の林道に足を進める。緩やかなのぼりの林道である。カッコウのさえずりが迎えてくれる。30分も歩くと心なしか明るくなってきた。的岩山コースを左に見送り足を進める。

林道
 50分あまり歩くと林道の終点である。ここで的岩コースと花童子(げどうじ)コースに分かれる。直進すると的岩、右に迂回していくと花童子である。今回は往路に花童子、復路に的岩コースとした。
林道終点

東屋付近
20分ほどで稜線に出る。緩やかで明るい登山道である。程なく最初の東屋に到着である。ニッコウキスゲや他の花々が咲き誇り、妻子から歓声が上がる。ここで新潟県上越市から来たと言う夫婦と一緒になる。四阿山から根子岳そして往路を戻るコースだという。ちょっとの会話の後、「上で会いましょう」と残して彼らは出発した。
花童子宮
 我々もそんなにのんびりもしていられない、足を進めよう。10分も歩くと花童子宮に到着だ。あたり一面のお花畑で蝶やトンボ・虫の楽園だ。お花畑を過ぎて、浅間山、湯の丸山などを右手に見ながら快適な稜線のぼりだ。なるほどいい山だと感じる。花童子宮から1時間ほどで的岩への分岐だ。ここまでのコースはとっても快適で、全然疲れを感じさせない。的岩への分岐地点(2040m峰)に第3の東屋がある。ここで小休止。
的岩への分岐
休憩を終え、少し森林の中を歩くと、やがて2144m峰が見える。ここからはちょっとしたガレ場の感じである。左手に菅平高原、右手には浅間山・湯の丸山を見ながらの楽しいのぼりである。やや風が冷たく感じるようになっただろうか。それにしても快適である。
 途中「嬬恋清水」の標識があり、藪道ができていた。水場だろうか、帰りに寄ってみようか、ガイドブックには水場はないとあるが…。木の階段が所々に出てくる。かなり足にきているのだろうか、階段がものすごく辛い。足が上がらなくなって来る。地獄の階段である。山頂の人々がだんだん大きく見えてくる。

2144m峰

山頂付近の階段
 やっと山頂に到着。運動不足の足は既にがたがたである。情けない。しかし気持ちは元気である。大勢の登山者に混じって景色を楽しむ。遠くは視界が効かないが、近くの山々は比較的良く見えるので、まあ満足。記念写真をとってお昼にする。上越からの夫婦には残念ながら再会できなかった。すでに根子岳に向かっているのだろう。
さて、お腹も満足、心も満足、休憩もたっぷり取ったし、下りるとしますか。

四阿山山頂
 途中の階段が嬉しい。下りは本当に楽チンである。まさに地獄と天国である。階段に感謝。途中、嬬恋清水には寄らず(藪の坂で道が危なかった)、ひたすら的岩の分岐へと急ぐ。ここの分岐からは針葉樹林帯となり、下草もなくなんとなく登山道がわかりにくく、迷子になりそうである。樹林に着いている赤のペンキを探し探し下っていく。往路の快適さと開放感はそこにはない。

根子岳
 なんとか的岩に到着。登れそうだったが、無理はできない。足を進めながら写真でもと思ったが、なかなかいいアングルに恵まれず、いつのまにか、見えなくなってしまった。残念。的岩と花童子への分岐点に着く。山登りも終わってしまった。後は林道歩きである。しばらく親子4人一緒に歩いていたが、子供たちは走って行ってしまった。若者の体力にはかなわない。妻と子供たちのことを話しながらゆっくりと歩いてきた。子供たちが待つドライブインに到着。中に入ってアイスクリームを食べた。
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