高田山
たかだやま
1212m
中之条町
吾嬬山から望む高田山
登山日 2001年5月6日(晴れのち曇り) しんぷるライフ息子
行 程 登山道入口(9:40)…石の鳥居(10:15)…獅子井戸の水場(10:45)…石尊山山頂(11:20-40)…高田山山頂(12:15-13:05)…石尊山(13:40)…登山道入口(14:50)
 高田山は、四万温泉に行く手前に穏やかな山容をあらわしている山で、吾妻山地展望の山である。山頂からは、榛名山・妙義山・赤城山の上毛三山、男体山、本白根山、浅間山等が展望できる。近くには温泉場が数多くある。国道353を四万温泉方面に進み湯原トンネルを抜けるとまもなく、「石尊山・高田山登山道入口」の案内板がある。ここを左に折れるとすぐに「駒岩公民館」があり、「石尊山・高田山登山者駐車場」の案内板がある。 記帳所
 駒岩公民館には3〜4台しか停められないが、幸運にもここに駐車できて出発となる。石材店前でうろうろしていると、そこの奥さんが「ここからが登山口です。登山者名簿に記帳していって下さい。先に二組登っていますよ。」と声を掛けてくれた。そこには登山者記載所があり記載しないわけにもいかず、しっかりと私、妻と息子(小6)の名前を記帳し足を運ぶ。5分ほどで人家を抜けると山道となる。駒岩簡易水道施設の脇を通り、二又の山道を左に折れ陽の射し込まない杉林の中を15分ほど進むと「駒岩−高田山・石尊山」の標識がある。この標識はまだ新しくここ数日のうちに立てられたようだ。ここから大きく右に巻き登りが急になってくる。
 やがて石の鳥居が現れる。大人が、かがんでくぐれる程のものだ。「高田山2km 駒岩1km」の標識がある。この辺りから杉林が終わり、雑木林となってくる。先行した夫婦と思われる二人組みを追い越して、やや陽が入るようになって明るくなった広葉樹の落葉が敷き詰めた山道をゆっくり進む。

石尊山から高田山
 九十九折れの山道も終わりやや平坦な道になると「獅子井戸の水場」に出る。水量は多くないが、十分に補給は出来る。すぐに稜線に出てほぼ直線的に足を進めると左手の樹林越しに石尊山山頂と思われる大きな岩が目に入ってくる。そこを一気に登りつめると山頂である。
 山頂は狭い岩場である。祠が奉られている。今回は春霞で遠くの展望は利かなかったが、360度のパノラマを楽しめそうだ。眼下には登山口の駒岩部落、四万湖や嶽山が見られた。十分に休憩を取り、目的地高田山に足を進めるとしよう。

急傾斜
 石尊山山頂からいきなり急降下である。木の根や枝、露岩につかまりながらの急傾斜の降りである。そしてすぐに急傾斜の登りである。尾根はヤセ尾根で道幅狭く滑落に注意しながらおよそ5回の急登降を繰り返し、やがて最後の急登を一気に登りつめると高田山山頂に出る。

ヤセ尾根
 山頂に着くと先行の6人連れの組が腰を下ろして会話をしていた。息子を見るなり「ぼく、よく頑張ったね」と声をかけてくれた。山頂は小広く十分な人数が腰を下ろせる。「高田山登山記帳ノートNO6」が置いてあったので、記帳する。ここまで来ると新緑がまだない。もう1〜2週間かかる感じがした。
 山頂付近の樹木は伐採され、眺望が取れるようにはなっているが、低木の枝が邪魔をして石尊山山頂方面は見づらかった。山桜もほぼ散ってはいるが、まだ十分にその存在を知ることが出来た。
 お弁当にする。知らぬ間に先の組はいなくなってしまった。ゆっくりと休んだし、戻るとしましょう。

高田山山頂
 山道の脇を見て歩いていけば、ツツジの木が多いことに気づく。1本だけ花開いている木を見たが、まだまだこれからのようだ。シャクナゲも1本だけ目に付いたがそれだけ。全体的に5月中〜下旬がよさそうな感じである。高田山山頂から反対側に降りる道がある。「わらび峠」にでる50分程度のハイキングコースだという。今度はそちらから…。
帰りに沢渡温泉に寄り、共同浴場で汗を流す。ちなみに大人200円、子供100円。ちょっと熱かったけどとってもいい温泉です。
inserted by FC2 system